ポケモンカードで時々話題になるのがエラーカードです。
テキストが間違っていたり、高レアリティのホロが一部違っていたりとエラーの出方は様々です。
その中でも特に有名なのが【かいりきリザードン】ですね。
数あるエラーカードの中でもずば抜けて高額なカードです。
ではなぜここまで超高額なカードになったのか。
この記事ではその理由と、見分け方などを紹介していきます。
リザードンについて
初めて封入されたパックは?
この【かいりきリザードン】は、1996年10月20日に発売された「拡張パック 第1弾」にランダムで封入されていました。
スターターパックと同時に発売され、「フシギバナ」や「リザードン」、「カメックス」といった人気の高い御三家ポケモンをはじめ、様々なカードが収録されていました。
その「拡張パック 第1弾」の初版だけに封入されていたのが【かいりきリザードン】でした。
「かいりきリザードン」ってなに?
本来であれば、リザードンは『かえんポケモン:身長1.7m 体重90.5kg』と表記されるべきなのですが、第1弾の初版には語植があり、『かいりきポケモン:身長1.5m 体重70.5kg』と表記されています。
なぜこうなってしまったのかというと、もともとは「ゴーリキー」のカードに印刷されるはずだったプロフィールがなんとリザードンに印刷されてしまったのです。
こういった語植を含めたカードを一般的に「エラーカード」を呼びます。
修正版「リザードン」
初版は右下にマークが無く、通称「マーク無し」と呼ばれています。
初版以降に生産されたカードはには右下にレアリティマークが付いており、通称「マーク有り」と呼ばれています。
そしてこのマーク有りの「リザードン」は『かえんポケモン:身長1.7m 体重90.5kg』というテキストに修正されています。
「かいりきリザードン」が高騰した理由
1.初版のみ
【かいりきリザードン】は、『拡張パック 第1弾』の初版のみにしか封入されておらず、増販後は修正が加わり「マーク有り」になっています。
そのため流通数がかなり少なく、また古いカードのため美品だと750,000円〜、傷ありのものでも100,000円〜と高額カードになっています。
2.人気ポケモン
リザードンは日本国内だけでなく海外でもとても人気のポケモンです。
そのため、国内外のコレクターがこのカードを求めています。
人気のポケモンなので、修正版のリザードンやリザードンVMAXのSSRなども高額カードになっています。
3.プレミアムカード
エラーカードとは言え、初版のみでしかも人気ポケモンとなればかなりのプレミアムカードになります。
印刷のズレやホロ加工(レアリティ加工)が異なったエラーカードはいくつか存在しますが、ここまでプレミアになる条件が揃ったカードはこの【かいりきリザードン】を覗いて他にありません。